■ 4月3日 大崎下島御手洗
妻の知り合いのシター奏者、白井朝香さんのコンサートが乙女座であると聞き、米アカデミー賞で国際長編映画賞に輝いた「ドライブ・マイ・カー」のロケ地の一つとなった、大崎下島の御手洗に、10年ぶりに行ってみました。
シターは、フランスの修道院などで、賛美歌や祈りの伴奏に使われてきたという、台形の木製の共鳴箱に金属弦を張った琴状の楽器です。
白井朝香さんは、新広島フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めたこともある、広島在住のヴァイオリン奏者ですが、シターの音色に魅了され、国内では数少ないシター奏者としても活躍されています。宮島観光大使として、世界遺産厳島神社で奉納演奏をされたり、「音楽には人の心を癒す力がある」との思いから、県病院など院内でのコンサートなどの活動も長く続けられたりしています。
久々に訪れた御手洗地区は、見覚えのある懐かしい景色の中に、以前より空き家が増えているようでしたが、同時に新たにギャラリーやCafeスペースなどができ、昔ながらの街並みがうまく活かされつつあるようでした。3月30日の中国新聞にも書かれていましたが、島では当たり前の風景やゆったりとした時の流れを魅力と感じる人のために、Iターンした起業家たちを含め、古い民家の活用などの取り組みが行われているとのことです。
お土産に、黄金(こがね)瓶詰レモンカードを買いました。
大崎下島産のレモンを使い、北海道産バター、広島県石本農場のこだわり卵を合わせ丁寧につくられているとのことです。爽やかな香りと酸味にレモンの皮のつぶつぶした食感が加わり、瀬戸内の良さがとてもよく表現できている逸品だと感じました。