夏越まつり

■ 7月30日(土)夏越まつり(なごし)

 府中町の多家神社で、今年も恒例の夏越祭が行われました。

 夏越祭りとは、新年の始まりから半年間の身についた穢れ(けがれ)を祓い(はらい)、心身ともに清らかになり暑い夏を乗り越え、残りの半年を新たな気持ちで迎えようというものです。

 コロナの新規感染者数が増加する中ではありますが、「こんな時だからこそしっかりとお祈りをすべき」との強いお考えから、今年もまたお祭りが開催されました。

 拝殿にてお祓いが行われたのち、「茅の輪の清め」「輪くぐり神事」が厳かに執り行われました。

 参拝者は、人形(ひとがた)を手に、厄災や疾病から逃れることを祈りながら、茅の輪をくぐられていました。特に小さな子供たちにとっては、特別な夏の一日として胸に刻み込まれたものと思います。このような文化的な行事は、これからも大切にしていくべきと感じました。