■ 7月4日(木) 坂町役場にて
昨年の痛ましい災害にも関わらず、坂鯛尾地区では、土砂災害に対する避難所の確保が難航していました。そのことを、吉田町長からお聞きし、なんとか梅雨入りまでに、「マツダトレーニングセンター(MTC)鯛尾」を緊急の避難場所として使えるようにできないかと調整を続けてきました。
そして、今回めでたく、坂町とMTC鯛尾の間で、「土砂災害時緊急退避施設としての使用に関する協定が締結されました。
普段MTC鯛尾では、全国のマツダ車のサービスエンジニアが集まり、技術研修を受けています。そしてこの度、建物の一部の共有スペースを臨時の避難所として提供するはこびとなりました。
<MEC鯛尾本館の外観>
提供できる避難場所は、本館の1Fロビーと応接室、2Fの談話室、3Fの講堂で、収容人数は約350人です。
<2F談話室>
ソファー、テレビ、飲み物の自動販売機などが利用可能です。
MTCセンター長は、昨年の災害時、自らも出先から帰れなくなるという厳しい経験をしており、今回の協定締結に向けて、積極的に動いていただけました。
また、MTCの担当者も、「鯛尾地区に事務所を置き働く我々も、鯛尾地区の住民の一員だと認識しています。こうやって、地域の皆さんのお役に立てることができ、とても嬉しく思います」と、さわやかな笑顔で語っていたのが印象的でした。
鯛尾地区の皆さん、土砂災害の危険が高まったときは、「MTC鯛尾」を是非とも活用ください。
行政としても、危険箇所の修復などハード的な対応を急ぎますが、あまりにも広範囲にわたるため、一朝一夕では対応しきれません。
従い、しばらくの間は、兎に角「避難」をしてください。
そのための避難所です。
活用をよろしくお願いいたします。