会派県内視察

■ 8月26日(月)福山

民主県政会で、改選後2回目の県内視察に行きました。

今回は、新人の稲葉議員の選挙区である福山の、「認定こども園」と「JFE」の視察を行いました。

① 認定こども園

・保育現場や教育現場において、発達に課題のある子供さんが増加しており、相談⇒診療⇒支援のニーズが急増している。

・特に、公的医療機関の医師の診断については、初診待ちが数カ月に及ぶほど、専門医不足が著しい状態であった。

・そこで、専門的診断に基づき、幼児期から適切な支援を行うため、 相談⇒診療⇒発達支援を併せ持った、支援拠点施設として2012年11月に開所された。

② JFE

<JEFスチールの会社概要>

 ・2003年 NKKと川崎製鉄が経営統合

 ・本社 東京都千代田区、従業員 45,000人 国内に4事業所7工場 

 ・前期末決算 売上:1兆9730億円 営業利益:490億円 経常利益 730億円

<福山地区の会社概要>

 ・地理 福山と笠岡にまたがる

 ・生産量 1000t超/年(国内生産の約1割を占める。生産量日本一)

 ・面積 1420万㎡(東京ドーム300個相当)

 ・主力商品 厚鋼板(船舶、橋梁)、亜鉛メッキ鋼板(自動車)、レール、H形鋼(ビル)など

<福山製鉄所の強み>

 ・立地:           温暖な気候と水資源に恵まれている

 ・レイアウト: 荷揚げ⇒製銑⇒製鋼⇒圧延⇒出荷の工程が、東からに西に直線でつながる

 ・環境配慮:     連続鋳造設備と圧延工場を直結することで省エネ

                         圧延ラインを直結することで製造工程の短縮

                         コークス炉や高炉から発生するガスや廃熱を、蒸気、ガス、電力に再利用

                         工業用水を循環利用(再利用率95%)

                         家庭で排出される使用済みプラスチックを高炉の原料としてリサイクル利用

 ・品質:            独自開発のオンライン検査装置で品質管理

 ・独自技術:     仕上げ圧延の後のオンライン加速冷却器は、JFE福山で初めて実用化した装置

 ・その他:         敷地内のスチール研究所で、製造技術や新商品を研究開発

<所見>

広島にこのような大規模な工場があることを誇りに思った。

見学に来た子供たちにも是非、未来の鉄鋼マンを目指して頑張ってほしいと思った。

一方で、今や鉄鋼と言えば中国。市場も大きいがそれ以上に生産能力も圧倒的に大きい。

これに打ち勝っていくためには、独自の技術を持つか、市場(海外)に出ていくしかないのではと思った。