■ 11月21日(木)広島市中心街活性化など勉強会
広島市議会の市民連合と、民主県政会のメンバーで、以下のテーマについての勉強会を行いました。
・中心市街地再開発について
広島市では、広島駅周辺地区と紙屋町・八丁堀地区を都市の東西の核と位置づけ、都市機能の集積・強化を図ることにより、相互に刺激し高め合う「楕円形の都市づくり」を進めています。
また、人口減少社会を迎え、社会構造が大きく変化していく中で、広域的な地域の活力を維持・増加するためにも、社会経済活動を支える中心都市の役割は大きくなっており、広島市の都心が市域・県域の発展をけん引することができるよう、関係者と連携して都心における土地の高度利用などに取組んでいます。
・旧球場を含む中央公園整備について
中央公園の持つ様々な特性を生かしつつ、欧米の成熟した都市の類似例に見られるようなシンボル的な空間となるよう、3つの空間特性を備えたいと考えています。
【にぎわいの空間】
若者を中心とする多くの市民や平和記念公園を訪れる観光客を引き付ける、魅力ある賑わいの空間とする。
【くつろぎの空間】
広島の特性である「水」と「緑」を生かしながら、都心における花と緑にあふれたくつろぎの空間とする。
【文化を醸し出す空間】
国際平和文化都市の顔として、広島の歴史を踏まえつつ、質の高い文化・芸術・スポーツを満喫することができる、また発信する空間とする。
・広島駅南口整備について
利用者の利便性向上の観点に立った公共交通ネットワークの形成を図るともに、広島駅周辺地区で進めてきた都市機能強化の取組と一体的なまちづくりを推進するため、JR西日本及び広島電鉄と連携して、南口広場の再整備、路面電車の駅前大橋ルートや循環ルートの整備、駅自由通路とつながる歩行者ネットワークの整備に取組みます。
・サッカー場建設について
サッカースタジアムは、広島の新たなシンボルとして広域的な集客効果を高めるなど、広島市引いては広島県全体の活性化につながるものであり、さらに、サッカーを通じた国際交流が期待できる中で、その建設場所である中央公園広場と平和記念公園が一体となった平和発信の拠点となることを目指します。
また、サッカースタジアムは、サッカーのための施設にとどまらず、都心部の更なる活性化に寄与することが期待され、スタジアムが都心部の再生の起爆剤となるよう、スタンド下を活用した賑わい機能の導入を進めるなど多機能化・複合化を図り、年間を通じて人が集まるスタジアムとしていくとともに、若者を含む幅広い世代が楽しめるような施設とします。
更に、旧広島市民球場跡地を含む中央公園全体の空間づくりなどを進めることで、平和記念公園から旧広島市民球場跡地、サッカースタジアム、広島城、ひいては紙屋町周辺に至る、中央公園全体を使った大きな周遊ルートの形成につなげ、この一帯が中四国地方の発展を牽引する広島の新たな賑わいの拠点となるよう取り組みます。
今後も、広島市議会議員と広島県議会議員の情報交換及び連携を密にすることで、より迅速で効果的な政策立案と推進につなげていきます。