■ 2月6日(木)ものづくり現場における「人と機械の協調」に向けて 展示会
モノづくり産業の成⻑のけん引役として「AI」「IoT」「ロボット」があげられています。
そしてこのところ急激に、日本政府が推奨する所謂Connected Industriesのコンセプトを実現 した現場が⾒られるようになり、 新たな⽣産⾰新「スマート製造」が始まろうとしてい ます。
そんな中、「ひろしまAI/IoT進化型ロボット展示会2020」 は、ひろしま産業振興機構などが主催し、ものづくり現場での自動化技術や人工知能(AI)を活用した効率化といった取り組みについて50の企業・団体の参加で開催されました。
所狭しと出展された会場では、「AI」と「IoT」の基盤技術と、 これら基盤技術を背景にインテリジェンス化した「進化型ロボット」など幅広く紹介されていました。
各展示ブースともに、それぞれの独自技術について、説明員の方に熱く語っていただきました。
そんな中で、特に興味深かった説明の一つをご紹介させていただきます。
内容を要約すると、
・生産現場で働く若手技術者たちは、ストレスを抱えている
・ストレスの理由は、自分たちが作っている製品の知識、製造ライン・機械の知識・経験が乏しく良くわからないこと。
・それにもかかわらず、生産現場の大型機械設備を安定稼働させなければならない。
・さらに日々の改善が求められ、新製品のライン立ち上げにも追われている。
・これが生産性向上を阻害する最も重要な問題の一つである。
・そしてこの解決には、単に機械やロボットを導入するだけではダメ。
・ラインを維持管理し継続的に運用改善しながら安定稼働させるための「人材教育」が必須。
・仕事が分かることで、若手技術者は活性化され、生産現場の底力が向上する。
と言うものでした。
高田も、これからのものづくり産業の発展のために一番重要なのは、「現場のことを良く知った人材の育成」だと思っています。
このことについては、高田のライフワークとして、議会でも追いかけ続けたいと思っています。