ひろしまビジネス実験部

■ 2月19日(水)ひろしまビジネス実験部 DEMO DAY参加

「ひろしまビジネス実験部」は、技術力とビジョンを持つ広島県内の企業が一堂に会し、共に新規事業を開発するオープンイノベーションプログラムです。

一企業だけでは実現できない資源活用やスケールの確保を、企業連携により相互作用を生み出しながら実験し、実現することを目指しています。

参加企業は、広島県内の企業で

・自社のリソース、課題、取り組みたい事に沿って、オーナーシップをもって 新規事業を立ち上げたい企業

・他社と組んで、共同で新規事業を立ち上げたい企業

などです。

約半年間の活動期間で、下の様な特徴を持っています。

そしてこの度、2019年9月から活動を行われた、8社の成果発表会が行われましたので、視察させていただきました。

他のスケジュールと重なってしまったため、全てのプレゼンテーションを見ることはできませんでしたが、高田として気にかかったのは、エクセル株式会社の「低誘虫LED照明」でした。

エクセル株式会社は、福山市神辺町で、1986年に創業した、従業員約60名の企業で、 LED照明の設計・製造・販売、電子基板実装組立、制御盤組立などを行われています。

そしてこの度は、自社の強みを活かすことで、単なる 街路灯ではなく、灯火のような温かみがあり、かつ「蛾などの夜虫を寄せ付けにくい」という価値を付加した製品を開発し、商品化にこぎつけられました。

元来、蛾などの夜虫は「月から発せられる紫外線」を指標として飛んでおり、それを感知する能力を持っているのだそうです。

そこで、紫外線成分を抑え、逆に夜虫が嫌がる赤外線成分(太陽光成分)を放出することで、夜虫の飛来を抑制したそうです。

そしてその効果の検証については、広島県立総合研究所、金沢工業大学などが協力しました。

また本製品には,広島県の特許出願技術(特願 2019-140215) が活用されているとのことです。

商品としては、非常にポテンシャルと高いものと感じました。

後は、どの様にして価格付けをして、どの様な流通経路で、どの様なプロモーションを行っていくか、所謂マーケティング領域が重要になると思います。

何とかして、ヒット商品につなげて欲しいものだと感じました。