■ 3月25日(水)インターン学生と安佐動物公園視察
民主県政会では、 学生さんが就業前に企業などで「就業体験」をする、所謂インターンシップを受け入れています。
この2月~3月の間は、高田のもとにも2名の学生さんに来てもらい、2カ月間で約100時間の活動を行ってもらいました。
学生さんには、この活動を行いながら「30年後の理想の広島県の姿」を描き、それを実現するために「10年後に実施すべき政策」を提言するという課題が与えられています。
この課題解決に向け、広島県の現状と課題、自動車業界の現状と課題、県議会議員の仕事などについての座学を行った後、議会の傍聴、知事との面談、県主催の研修会への参加、災害現場の視察などを体験してもらいました。
他にも、沢山の現場を体験していただきたいと考えていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、各種イベントも中止となり、実現できないでいました。
こんな中、広島市立安佐動物公園さんが、インターン生への職場紹介をして頂けるとのことで、民主県政会の議員が受け入れている11名の学生さんと一緒に視察させていただきました。
■ 広島市安佐動物公園の基本理念
動物園は自然からやってきた動物大使を預かり、動物を楽しみ学ぶ場所です。
安佐動物公園は動物たちをすみよい環境で健康に飼育し、そこで生き生きと生活する動物たちの姿を通して人々の心に自然の認識や豊かな感性を育て、人と自然のかかわりを正しく理解できるように努めます。
そして人とともに地球上に暮らすすべての生命を尊重し、すばらしい自然を守り、平和で豊かな社会の存続に貢献するものです。
このような理念に基づき安佐動物公園では
- レクリエーション
- 社会教育(環境教育など)
- 動物の調査研究
- 自然の保護(種の保存等)
の四つの目的を掲げています。
■ 概要
- 開園日 1971年9月1日
- 面積 使用面積 25.6ha(敷地面積 51.4ha)
- 展示動物 約150種 1650点
- 入園料 大人510円、高校生及び65歳以上170円、中学生以下無料
- 管理運営 指定管理者(公益財団法人広島市みどり生きもの協会)
■ 入場者の推移
過去最高は、昭和62年(1987年)の67万人ですが、直近20年では、平成20年(2008年)の57万が最高で、その後は50万弱で推移しています。
入場者減少の要因は、少子化に加え、平成30年(2018年)では、大型商業施設のオープン(▲1.9万人)、西日本豪雨&台風(▲2.5万人)などが考えられるとのことでした。
参考までに、 東京都の上野動物園は496万人、名古屋の東山動物公園は254万人、大阪府の天王寺動物園は167万人とのことで、人口比で考えても安佐動物公園にももう少し頑張ってもらいところです。
■ 動物園経営
指定管理者の収支報告によると、入場料収入約1億円、事業支出約5.8億円とのこと。
差額は、主に税金で補われることになりますが、基本理念に照らせば、あるいは子供たちの教育と考えれば、必要な費用と言えると思います。
これからも存続してもらうために、皆で応援しましょう。
動物科学館ホールで、全体概要について説明していただきました
象のバックヤードでの仕事などを聞かせていただきました
とても良い天気の中、園内を案内していただきました。