後援会だより

■ 3月27日(金)後援会だより4月号

議会の開催に合わせて、 後援会に加入いただいている方には「議会だより」と、「後援会だより」を送付させていただいています。

そして、2月定例会が3月17日に閉会したのに合わせて、四月号を発行しますが、発送に向けた最終納期が本日でした。

今回は、「後援会だより」に載せる内容を、最後の最後まで迷ってしまいましたので、そのことについてご紹介させていただきます。

迷ったのは、「新型コロナウイルス感染症」について、どの様な形で注意喚起を呼びかけるかです。

案①は、「もう少しの我慢ですからしばらくは不要不急の外出は避けてくださいね!」と言う、比較的ソフトなメッセージの発信。

そして案②は、「しっかりと感染予防に心がけてください。そして何かあった場合にはこの窓口に連絡をしてください!」と言う、ストレートな情報連絡。

色々と考えましたが、最終的には、現状のコロナウイルス感染症の状況を勘案し、連絡先など本当に必要な情報がすぐにわかる「案②」を後援会加入の皆様に送付することにしました。

ご参考までに、案①と案②を添付させていただきます。

広島県議会特別予算委員会

■ 3月10日(火)特別予算委員会で質問

2月定例会の中でも、最も大事な議案の一つに、「令和2年度予算」があります。

一般会計予算の前年度からの主な増減要因は、

・地方消費税の税率引き上げに伴う地方消費税清算金及び市町への地方交付税交付金の増加や、高齢化の進展や幼児教育・保育及び高等教育の無償化などの社会福祉関係費が引き続き増加。

・これに対し、これまでの県債発行額の適切なマネジメントによる交際費の減少に加えて、優先順位の低い事業の休廃止などにより経営資源を捻出。

等です。

これらを考慮して、予算特別委員会では、5つのテーマ13の質問を行いました。

〈質問項目〉

1 新型コロナウイルス感染症の企業への影響と対応について

2 デジタルトランスフォーメーション(DX)について

 (1)DXを活用した取り組み事例について

   ア 「子供の予防的支援構築事業」の課題と対応について

   イ DXを活用した取り組みを遂行するための組織体制について

 (2)中小企業におけるデジタル人材の育成について

3 広島県の人口流出に対する対応について

 (1)就職時の人口流出対策について

 (2)幼少期からの「ひろしま愛醸成教育」について

   ア 小学校における「ひろしま愛を醸成する取り組み」の現状について

   イ 「ひろしま産業について正しく理解させる」取り組みについて

4 災害に強いまちづくりについて

 (1)自主防災組織による避難の呼びかけ体制づくりについて

 (2)「ひろしまマイ・タイムライン」を活用した防災教育について

   ア 「ひろしまマイ・タイムライン」を活用した取り組みについて

   イ 小学校での「ひろしまマイ・タイムライン」を活用した防災教育について

 (3)中小企業のBCP の策定の取り組みについて

   ア 中小企業のBCP の課題を解決する取り組みについて

   イ 災害発生時におけるBCP の有効性について

5 出島埋め立て地の進捗と周辺インフラの整備計画について

⇒ 質問の詳細は、Youtubeでご覧ください。

  ①前半の質問(1~3まで)25分間

  ②後半の質問(4~5まで)18分間

2020年3月22日 | カテゴリー : 委員会質問 | 投稿者 : wpmaster

ひろしまビジネス実験部

■ 2月19日(水)ひろしまビジネス実験部 DEMO DAY参加

「ひろしまビジネス実験部」は、技術力とビジョンを持つ広島県内の企業が一堂に会し、共に新規事業を開発するオープンイノベーションプログラムです。

一企業だけでは実現できない資源活用やスケールの確保を、企業連携により相互作用を生み出しながら実験し、実現することを目指しています。

参加企業は、広島県内の企業で

・自社のリソース、課題、取り組みたい事に沿って、オーナーシップをもって 新規事業を立ち上げたい企業

・他社と組んで、共同で新規事業を立ち上げたい企業

などです。

約半年間の活動期間で、下の様な特徴を持っています。

そしてこの度、2019年9月から活動を行われた、8社の成果発表会が行われましたので、視察させていただきました。

他のスケジュールと重なってしまったため、全てのプレゼンテーションを見ることはできませんでしたが、高田として気にかかったのは、エクセル株式会社の「低誘虫LED照明」でした。

エクセル株式会社は、福山市神辺町で、1986年に創業した、従業員約60名の企業で、 LED照明の設計・製造・販売、電子基板実装組立、制御盤組立などを行われています。

そしてこの度は、自社の強みを活かすことで、単なる 街路灯ではなく、灯火のような温かみがあり、かつ「蛾などの夜虫を寄せ付けにくい」という価値を付加した製品を開発し、商品化にこぎつけられました。

元来、蛾などの夜虫は「月から発せられる紫外線」を指標として飛んでおり、それを感知する能力を持っているのだそうです。

そこで、紫外線成分を抑え、逆に夜虫が嫌がる赤外線成分(太陽光成分)を放出することで、夜虫の飛来を抑制したそうです。

そしてその効果の検証については、広島県立総合研究所、金沢工業大学などが協力しました。

また本製品には,広島県の特許出願技術(特願 2019-140215) が活用されているとのことです。

商品としては、非常にポテンシャルと高いものと感じました。

後は、どの様にして価格付けをして、どの様な流通経路で、どの様なプロモーションを行っていくか、所謂マーケティング領域が重要になると思います。

何とかして、ヒット商品につなげて欲しいものだと感じました。

2020年3月22日 | カテゴリー : 視察調査 | 投稿者 : wpmaster

天地川(上流)砂防堰堤

■ 2月12日(水) 天地川(上流)砂防堰堤視察

2018年7月の西日本豪雨では、天地川に設けられていた石積みの砂防ダムがほぼ流失し、小屋浦地区では少なくとも16人が亡くなられました。

この対応として県では、地区を流れる天地川と支流の計8カ所に計9基の砂防ダムを設ける計画です(下図の赤い記号部)。

そしてこの度、天地川(上流)(上図の①)の完成に合わせて、現地視察を行わせていただきました。

完成した砂防堰堤は、横63m、縦12.5mの透過型と呼ばれるタイプで、今後大雨により土石流が発生しても、大きな岩、流木などを含む土砂は、堰堤に引っかかり止まる設計になっています。

また、 堰堤に岩、土砂、流木などがたまった場合には、次の土石流に備えて取り除く必要があります。

現場でお会いした、住民福祉協議会長は、「砂防堰堤などの整備が進んでいることに対し、関係者の皆様に感謝しています。一方で、唯一のスーパーが撤退してしまったため、高齢者が多く、みな買い物に困っています。」と話されていました。

また、坂町支え合いセンター長からは、「これまでは、生活再建のスピード差で悩まれている被災者の方が多かった。これに対して最近では、仮設住宅からもともと暮らしていた場所に戻ることができたにもかかわらず、生活環境など、以前との違いに悩まれている方が増えてきました。」と、心のケアのフェーズが変わってきつつあることを教えていただきました。

加えて、「次いつ発生するか分からない災害に備えて、コミュニティの繋がりを強化していくこと、すなわちお互いに困ったときに、「助けてください!」と素直に言える関係を築いておくことが重要です。」と言われていました。

現場にずっと寄り添ってこられた方からの言葉に、心が洗われる思いがしました。

災害の復旧復興、そして二度と災害を起こさないための取り組み、いずれも更に加速する必要があると再認識しました。

ひろしまAI/IoT進化型ロボット展示会2020

■ 2月6日(木)ものづくり現場における「人と機械の協調」に向けて 展示会

モノづくり産業の成⻑のけん引役として「AI」「IoT」「ロボット」があげられています。

そしてこのところ急激に、日本政府が推奨する所謂Connected Industriesのコンセプトを実現 した現場が⾒られるようになり、 新たな⽣産⾰新「スマート製造」が始まろうとしてい ます。

そんな中、「ひろしまAI/IoT進化型ロボット展示会2020」 は、ひろしま産業振興機構などが主催し、ものづくり現場での自動化技術や人工知能(AI)を活用した効率化といった取り組みについて50の企業・団体の参加で開催されました。

所狭しと出展された会場では、「AI」と「IoT」の基盤技術と、 これら基盤技術を背景にインテリジェンス化した「進化型ロボット」など幅広く紹介されていました。

各展示ブースともに、それぞれの独自技術について、説明員の方に熱く語っていただきました。

そんな中で、特に興味深かった説明の一つをご紹介させていただきます。

内容を要約すると、

・生産現場で働く若手技術者たちは、ストレスを抱えている

・ストレスの理由は、自分たちが作っている製品の知識、製造ライン・機械の知識・経験が乏しく良くわからないこと。

・それにもかかわらず、生産現場の大型機械設備を安定稼働させなければならない。

・さらに日々の改善が求められ、新製品のライン立ち上げにも追われている。

・これが生産性向上を阻害する最も重要な問題の一つである。

・そしてこの解決には、単に機械やロボットを導入するだけではダメ。

・ラインを維持管理し継続的に運用改善しながら安定稼働させるための「人材教育」が必須。

・仕事が分かることで、若手技術者は活性化され、生産現場の底力が向上する。

と言うものでした。

高田も、これからのものづくり産業の発展のために一番重要なのは、「現場のことを良く知った人材の育成」だと思っています。

このことについては、高田のライフワークとして、議会でも追いかけ続けたいと思っています。

2020年3月22日 | カテゴリー : 視察調査 | 投稿者 : wpmaster